東乃匠は、「食卓を豊かに、身体を健やかに」を理念に、心と技、味を磨き、美味しく健康的な食品をお届けしています。当社は持続可能な社会を実現するために、企業理念に沿って、また事業を通じて、SDGsに取り組んでいます。
事業を通じた社会貢献活動
持続的な生産者の支援
当社は多くの産地と栽培契約を結び、厳しい品質基準を満たした商品を安定して供給するために、万全な生産体制を構築しています。南高梅は和歌山県産の皮が薄く果肉がやわらかいものを使用し、高菜は九州産の肉厚で歯切れがよいものを採用するなど、厳選した良質な原料を生産者から調達。生産者とともに品質の高い商品の安定供給を行うことで、持続的に生産者を支援する体制を築いています。
障がい者の自立支援を支援
「ひまわり畑」(大分県大分市)は、障がい者の自立と社会参加を支援する社会福祉施設です。通常の事業所に雇用されることが困難な障がいのある方に対して、雇用契約に基づく生産活動の機会提供や、知識や能力向上のために必要な訓練などを行っています。大分工場では、高菜を栽培する「ひまわり畑」から高菜漬けの原料を仕入れることで、この活動を支援しています。また、「ひまわり畑」で製造・加工する漬物製品を大分県内の小売店に販売することで地産地消を促進しています。
安心安全を実現する品質管理体制
当社は商品の安全性と品質保証を企業の存続に関わる重要事項として位置づけ、商品開発、原料調達、製造、そして流通に至るまで、厳しい品質保証体制を確立し、商品の安全性確保に努めています。また、大手小売チェーンが独自運用する社会的責任に関する「取引行動規範」に基づき、品質や環境をはじめ、人権、職場環境等で一定の基準を満たした上で、商品製造を行っています。
紀州工場
紀州工場では、2021年に一般財団法人食品安全マネジメント協会が運営する食品安全管理認証「JFS-B」規格を取得しました。同認証規格は、安全な食品を製造し、消費者へ届けるためのマネジメント・システムが構築・運用されていることを証明するものです。また、和歌山県独自の「和歌山県HACCPシステム認証制度」でも梅干製造工場として同県初で認証されており、よりレベルの高い品質管理体制で衛生的で安全な商品の生産に努めています。
大分工場
大分工場では、品質マネジメント・システムの国際基準「ISO9001」認証を2006年に取得し、ISOに基づいた工場運営を行っているほか、衛生管理が一定の水準にある施設を優秀施設と認定する「大分市食品自主衛生管理優秀施設認定」を受けてなど、徹底した品質管理体制のもと製品の安心安全を追求しています。
環境に配慮した事業運営
廃棄物のリサイクル
紀州工場から排出されるラベル台紙などの廃棄物の一部を、RPF(固形燃料)原料として年間約4トン分をリサイクルしています。排水処理施設から排出される余剰汚泥の一部を、発酵(メタン発酵)によりメタンガスを発生させ、電気の発電に使用または、乾燥、粉砕させることで肥料化し、花や野菜の肥料として年間約100トンリサイクルされています。また、大分工場でも、最終処分場で排出される生ごみを年間約40トン分堆肥化しているほか、木くずをチップとして年間約10トン分燃料化しています。
社用車ハイブリッド化
本社で使用する社用車は2026年までに100%ハイブリッド化する計画です。
照明LED化
紀州・大分の両工場では工場内照明を100%LED化しており、その他の拠点についても2025年までにすべて切り替える計画です。
5S活動
「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」を行う5S活動に積極的に取り組んでいます。職場環境を整え作業のミスや無駄を減らし、業務効率化を図るために、毎朝の清掃や定期的な改善、チェック記録保存などを行っています。
働きやすい職場環境の整備
設備投資による省人化・省力化
積極的な設備投資により、工場の省人化・省力化に取り組んでいます。紀州工場では、生産性向上を目的とした梅肉の充填機を導入し省人力化を実現。大分工場でも効率化を図る洗浄機等を導入しています。また、本社社屋の大規模修繕工事を2019年に完了し、安心して働ける設備環境を整備しています。
多種多様な人材が活躍できる職場
本人の希望を考慮した上で、定年後の再雇用やパート採用者の正社員登用を進めています。紀州工場では法定雇用率を大幅に上回る障がい者を積極的に雇用。大分工場では特定技能を持つ外国人技能実習を雇用するなど、多種多様な人材が活躍できる職場環境を整備しています。
従業員の健康維持
全ての拠点で健康診断の受診率100%を実現しており、再検査の受診についても積極的に促すなど、従業員の健康維持に取り組んでいます。